"JOKO From Village To Town" by Youssou Ndour (2000)

JOKO
Epic ESCA8105=日本盤
@WIRI-WIRI IYAMA
ABIRIMA JTHIS DREAM
BBEYKAT KRED CLAY
CLIGGEEY LHOW COME?
DMY HOPE IS IN YOU MDONT' LOOK BACK
EDON'T WALK AWAY NBIRIMA(remix)
FPLEASE WAIT ONEW AFRICA
GMOUVEMENT(DUNYA) PMISS(bonus)
HSHE DOESN'T NEED TO FALL QOB-LA-DI,OB-LA-DA(bonus)
GUEST MUSICIAN; StingE, Peter GabrielJ, Wyclef JeanLN, etc

今回は、特にこのアルバムが超オススメ!! てな訳ではないんですが、
先日行って来たコンサートがあまりにも素晴らしかったんで、
そのレポートとして書いちゃいます。

ユッスー・ンドゥールは、西アフリカ、セネガル出身で、
アフリカン・ポップの世界では正真正銘、最大のスーパー・スターです。
ワタシの最も好きなミュージシャンの一人でありまして、
今回6/27、大阪IMPホールで、4回目のライヴ観戦となりました。

ワタシがユッスーの最高傑作と信じるのは、1990年の"SET"で、
この作品以降、ユッスーはアメリカのレコード会社との契約が始まり、
欧米人向けの、ソフィスティケイトされた
「解りやすい」アルバムを作り始めました("JOKO"はフランス制作)。
まあ、それはそれでよい作品を届けてくれてた訳ですが、やはり"SET"で聴かれたような、
繊細であって荒々しいスピード感が後退した感は否めず、
「ん〜、何だかなぁ」と、物足りなさを感じていました。

で、前回(昨年)のブルー・ノートでの来日公演は、
「ハコが高い」こともあり、見送っていまして、
今回もさほど期待もせずに足を運んだわけですが、
いやぁ、参りました。もう、ユッスー、相変わらずカッコいい!!!!!
こんなに美しいミュージシャンが、他にいるでしょうか!?
彼自身ハンサムで、姿も良いわけですが、
立ち居振る舞い、一挙手一投足、ちょっとした仕草、綺麗なんですよねー。
ユッスーが両手を広げ、少しかがむだけで、まるで大鷲が舞い降りたようですし、
ズボンを少したくし上げると、そこから一条の光が射したように思えます。

それと、バック・バンドのシュペール・エトワール(SUPER ETOILE)の
演奏の素晴らしいこと!!
これまでの公演では、2〜3人のブラスを連れてきてたのですが、
今回はg,b,d,keyの4ピースに、女性サブ・ヴォーカル(美人!!)、パーカッションで、
楽器をとっかえひっかえ総勢11人。
ドラムセットを入れて3人(時には4人)のパーカッションを中心に、
ベース、複数のギターがクールにホットに、複雑なリズムを煽る煽る!!
開いた口が塞がらん、「何なん、この人ら!?」ですわ。
この演奏は、正しく繊細であって荒々しいスピード感のある、
ワタシの大好きなユッスー・ンドゥールの音楽だったのです。
演奏曲は、上掲の"JOKO"からの曲中心で、
「ん〜、何だかなぁ」の筈なのに、どこが違うんでしょうかねー。
雑誌のインタビューなんかで、
ユッスーがレコーディングでプログラミングを意識的に多用している、
なんてなことを言ってたのを思い出しましたが、
やっぱり、人力演奏には得も知れん魅力があるんでしょうかねぇ。
「生演奏」こそ、スバラシイ!! 「ライヴ・バンド」はエライ!!
そんなことを思いながら聴き直した"JOKO"、よいアルバムに思えてきました。

ところで、このシュペール・エトワール、どんな練習してんねやろ。
どうしたら、あんなリズム・アンサンブルが出来上がるんでしょう?
いっぺん、リハーサルを見てみたい!!

ユッスー・ンドゥール、これからも大ファンであり続けることでしょう。
またコンサート行くし、CDも買うで。(・・・・長文にて、失礼!!!)

2000.7.10 text by 佐藤


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