「ロック・スター」

去る12月9日(土)、大阪BIG CATで
忌野清志郎率いるラフィー・タフィーのライヴを見ました。
その名も「マジカデ・ミル・スター・ツアー」。
これまで大きなアリーナやホール、
果てはスタジアムまで満杯にしてきたキヨシロー氏が、
原点に返る、という企画のようです。
体育館状態のハコで、1000人近くが立ち見。
風邪気味のワタシは、早くも「座りたいー。」
ツアーの記録映画のウチワ受け&ファンサーヴィスの長尺予告編の後、
ついに現れたキヨシロー。ワタシとの距離はおよそ5m。
ものすごいオーラですわ。正しく「ロック・スター」。
客もものすごい元気で、ケンカを2件見ましたし、
キヨシロー氏が放り投げたTシャツの争奪戦に巻き込まれて、
ワタシは生傷を負いました(ほんの数ミリですよ)。
こんなん、久々やなあ。

演奏はもう、アツいアツい。
キヨシロー氏にも負けない大スター、
武田真治様のサックスは、ホントカッコ良かった。ええモン見たー。
全般に、誠に見事なコンサートでした。

しかし、しかしですよ、ホントにこれでいいのか??
キヨシロー氏、アリーナで演ってるのと、変わらんのとちゃう?
客の反応を特に楽しんでる様子も無かったような。
まあ、彼特有の照れ隠しなのでしょうが。
ま、文字通り間近で大スターぶりを見せつけられた、という感じ。

でも、キヨシロー氏、大好き。フットワーク軽いし。
懐メロせえへんし。「反骨」「在野」を体現してるし。素敵です。
やはり、日本のロック・スターは、忌野清志郎なのですかねー。

2000.12.16 text by 佐藤


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