紀元2000年のベストアルバム
【今年発売されたものの中から】
Ernest Ranglin “Modern Answers To Old Problems” |
Kepa Junkera “Tricky” |
Emir Kusturica&The No Smoking orchestra “Unza Unza Time” |
RIZE “Rookey” |
【今年購入したものの中から】
Alaitz eta Maider “Inshala” |
Taraf de Haidouks “Taraf de Haidouks” |
吾妻光良&The Swinging Boppers “Hepcats Jump Again” |
Carole King “Tapestry” |
【所感】
2000年は、CDの当たり年であった。
ランクインしたCD以外でも、カサル・ヘイデン、パンチョ・アルバレス、オマーラ・ポルトゥウンド、
椎名林檎、リトル・フィート、ダン・ヒックス etc. と良いCDはたくさんあった。
特にアーネスト・ラングリンを除けば、特筆できることは、東欧、バスク地方等の今まで
知らなかった音楽に当たったことである。
そのきっかけとなったのがケパ・フンケラである。
で、CD未入手なのであるが、そのもっともはまった曲が、Kepa junkera “Bilbao oo ooh”に収録されている曲で、
Justin Vali(Valiha, Vocals)が参加している曲である。
バスク地方の音楽としては、2000年の作品ではないが、アライツ・エタ・マイデルも知り、
非常にスピード感とポップス感覚の溢れんばかりの若い音楽を堪能した。
若さといえば、年末押し迫った時期に発売された、RIZEのファースト・アルバムも良い。
一昨年にはまったCDで映画「アンダー・グラウンド」のサントラ盤があったが、
その映画監督が結成したバンドで、
Emir Kusturica&The No Smoking orchestra “Unza Unza Time”は、
80年代終わり頃のジャンルとしての「ワールドミュージック」を彷彿させるようでありながら、
どんなジャンルにも帰属せず、パワーとスピードで押しまくるロマ・ミュージックとも
関連づけられるような素晴らしい作品であると思う。
吾妻光良、キャロル・キング、リトル・フィートは、以前からカセットテープでは持っていたが、
改めて購入したCDであり、全く新しいというわけではないが、
この年によく聞いたCDとして一応挙げた。
紀元2000年大晦日
紅翼