「期待外れ」

友人の熱い勧めや、雑誌の絶賛の言葉に、
期待に胸ふくらませて買ってきたCDを聴いてみて、
あれっ!? とか、何これ・・・?? とか思ったことないですか?

ワタシは、CDの衝動買い(ジャケット買いを含む)はほとんどしないんで、
(したとしても、1枚1500円以内にしてます)
CDを買うときには、雑誌・新聞なんかの評論や、
友人の勧めなどを参考にするわけですが、
それでも「あれっ!?何これ・・・??」はあるわけです。
で、そんなCDは、2回ぐらい聴いて、がっかりして、
その後殆ど聴かなくなることが多いんですが、
数ヶ月後、「せっかく買ったし、勿体ないし・・・」と考え直して、
もう1度聴いてみるのです。
すると、これ、結構いいアルバムやったりするんです。

これは、明らかに、この「期待」が間違っているんですよね。
何か「期待している」とはいっても、それは純粋な「期待」ではなくて、
評論や友人の「言葉」から勝手な想像を膨らましているだけで、
「以前聴いたあのアルバムに似ているに違いない」とか、
「あのミュージシャンの、もっとスゴいアルバムに違いない」とか、
聴く前から決めつけていることが多いように思います。
「きっと、このCDからは、自分の想像しているような、
もしくはそれ以上の音が出てくるに違いないぞ!」って。
そんで、聴いてみて、「あれっ!?何これ・・・??(想像と)違うやん!!」となる。
で、その後時間をおいて、忘れた頃に聴いてみると、
「何や、結構ええやん」となるのです。

改めて聴き直すときは、要らん先入観とか、過剰な期待やらが
リセットされた状態で、無防備に聴きますんで、
音がすんなり入ってくるんでしょうね。
最近では、Waterboys"A ROCK IN THE WEARY LAND"や、
上原知子(fromりんけんバンド)"小夏(kunachi)"、Radio Head"KID A"、
チョット古いけど、最近買ったCurtis Mayfield"NEW WORLD ORDER"なんかかな。
NEW WORLD ORDER

音楽の魅力は、「言葉」では語れないもんなんでしょうな。
でも、「言葉」で語ろうとするのは、何故でしょう?
他に方法がないから? 語り方が間違っているのでしょうか?
おっと、そう言ってしまえば、この文章も、ほとんど意味がなくなってしまいますね・・・。

2001.4.3 text by 7★


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