【page01 奄美大島〜うたの原風景】
奄美大島は、沖縄本島の60%ほどの面積に、
人口は10分の1以下(7万5000人ほど)と少ないので都市部が目立たず、
やはり「自然」の存在感に圧倒されます。
亜熱帯気候で、3月なのに初夏のよう。
ワタシ、日中は半袖で過ごしました。
海の美しさは、本土のものとは比べものになりません・・・って、あたりまえか。
沖縄本島以南のように珊瑚礁は多くないのですが、
美しい遠浅の砂浜や荒々しい岩場があちこちにあり、様々な表情を見せます。
RIKKIが歌手になるために東京に移り住んだとき、
海を見に行って愕然としたそうですが、その気持ちは分かるなぁ。
加計呂麻島の海。 |
もう一つ、奄美の自然といえばやはり森。
全体に山がちな島で、森の隙間に人が住んでるという感じですが、
その森はワタシなんかが知ってるものとは全く別のものでした。
巨大なシダ類やソテツ類がウジャウジャ生えてて、
図鑑で見た恐竜時代の密林みたい。
そんな森が幹線道路から少しはずれたところに広がってるんです。
で、そこには奄美固有種のトカゲやネズミやクロウサギや鳥が住んでるわけで。
神秘的で、怖いです。
ヒカゲヘゴの新芽。 湯湾岳登山口からすぐでも、こんな植物がウジャウジャ。 |
人里には、南国らしいハイビスカスやブーゲンビリアが「湧くように」咲いてます。
でも、民家には沖縄的な赤屋根、シーサー(魔除けの獅子)はあまり見かけず、
お墓も亀甲墓(きっこうぼ)はありませんでした。
ワタシ、この辺の事情にはあんまり詳しくないんですが、
おそらく、「薩摩」によって早くに「琉球王国」から切り離されたことが、
奄美と沖縄の民俗的・文化的な違いになってるのでしょう。
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