【page03 奄美の郷でサンガツサンチ〜しま唄イヴェント

奄美大島に着いたその日、
住用村の「道の駅」で昼食を取りながら読んでいた大島新聞に、
     「明日奄美パークでしま唄イヴェント。出演・西和美、中村瑞希ほか」
という記事を発見!
西和美は現役バリバリの実力派の唄者。
中村瑞希RIKKI元ちとせに続くか!?と期待の若手。
新しいことに挑む意欲のある人で、
ギターやウクレレ、パーカッションも取り入れたマリカミズキ名義の”songfruits”も、
ナカナカの秀作です。
これは行かねば!と、旅程を大幅に変更して、
翌日、大島北部の奄美パークへ向かいました。

会場は、奄美パーク内「奄美の郷」という建物内のフリー・スペースで、
パイプ椅子が並んでいました。
ほぼ満席で、結構な賑わいです。客層の平均年齢は、55歳くらい?
イヴェントの趣旨は、3月3日の雛祭りにちなんで、
女性だけの出演者によるイヴェントを、というもののよう。
よって、しま唄の出演も女性だけ。
間に、何故か日本舞踊の発表会が挟まってました。地域色、濃いなー。妙でした。
西和美中村瑞希のほか、山田梨香吉原まりかの4人。
山田梨香は、子どもしま唄クラブで瑞希の同級生のよう。
吉原まりかは、マリカミズキの片割れでなんと高校3年生。瑞希の後輩のようです。
瑞希・梨香の同級生コンビは、総合司会もやってました。
地元の有名人、ということなんかな?

左から、西和美、山田梨香、吉原まりか、中村瑞希。
和美ネェと瑞希さんは、初共演とのこと。

ステージは、瑞希、梨香、まりかの若手3人に、
御大・西和美が絡む、といった感じで進みました。
三味線は瑞希さん一人。梨香さんは太鼓も叩きます。
和美ネェは、もう余裕綽々、手慣れた感じで唄います。
3人の若手は、瑞希さんは若手実力者らしく、力強い安定した歌声ですが、
ほかの2人は、正直見劣りします。
まあ、梨香さんは「唄うの、久しぶり」って言ってたし、まりかさんは高校生ですし。
しかし、若手3人のステージは、実に魅力的でした。
”songfruits”からの曲も演奏もあり、若さ故のしなやかさがあります。
リハーサル、何回もやったんやろなぁ。
彼女ら3人は、奄美パークの地元・笠利町の出身。
なだらかな丘と、静かな海岸のある土地です。
演奏にも、そんな土地柄が感じられるような気がしました。

マリカミズキ with リカ。
瑞希さん、梨香さんのチャイナドレスは、大島紬。
2人のお母さんが織ったそうですよ。
まりかさんは、衣装を忘れたのではなく、大島泥染めのヴェストとTシャツです。

観客の反応は、大きな声援も拍手もある訳じゃなく、
皆さん淡々と、見て(聴いて)いて、
かといって退屈そうでもなく、熱心でもなく、何か不思議なムードでした。
しま唄が「日常の一コマ」なんでしょうな、きっと。
別に特別なことではないのでしょう。
ワタシは、それはそれは熱心に聴きましたよ。写真も撮ったしね。

第1部、第2部と併せて60分強の演奏が終わりまして、
ステージから降りてきた中村瑞希さんからサインを頂きました。
こちらからの問いかけにも熱心に答えてくれました。いい人だ!
・・・年齢は、ワタシと一回りは違いますゾ。
まりかさんは4月から鹿児島で短大生やそうで、
マリカミズキの活動はちょっと難しくなる、と話してました。
ギタリストや、パーカッショニストも、身近にいないそうで。
おぉー、奄美に引っ越して、バックバンドやろかな〜〜?
彼女は、現役の保育所(幼稚園?)の先生です。
「いい娘さん」って感じの人です。どうも、有り難うございました。

サイン、頂きました!
CDは昨日、古仁屋「RENOWN」買ったもの。

その後、奄美パーク内のレストランで食事をしてると、
本日出演の唄者4人が、後ろの席にやって来はりました。
瑞希さんは、会釈をくれました。気恥ずかしいぃ〜〜〜。

何かと、収穫の多い奄美パーク・しま唄イヴェントでした。
楽しかった!!!!!

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